IBM ThinkPad X31 に debian6.0.6をセットアップ。

なんてことはないのですが、メモ書きです。

cdimage.debian.or.jpあたりから、debianのインストールイメージをダウンロードしてきます。

今回、インストールを手早く終わらせるために、DVDではなくCDイメージ(32bit)にしました。実際に使用したイメージはこれ

インストールは30分もあれば完了します。

セットアップ完了後、日本語環境を選択したものの、ネットワークに接続していなかったために素敵な文字化けが起こります。

そのままgnomeのログイン画面でログインしますが、network-managerもインストールされていないので、手探りインストール。。。

ターミナルを起動して、手動でネットワーク設定をします。

/sbin/ifconfig eth0 inet 192.168.11.120 netmask 255.255.255.0 up
/sbin/route add default gw 192.168.11.1
echo "nameserver 192.168.11.1" >> /etc/resolv.conf

あぁ、なんだかこのご時世にとっても地味ですが、とりあえずインターネットにつながるようになります。
まず日本語をどうにかしないといけないので、ttf-vlgothicなどの日本語フォントをaptでインストール。

しかーし。aptのsources.lstの中身がインストールCDを指しているので、適宜編集します。

vi /etc/apt/sources.list

一番下の行あたりに、

 deb http://ftp.debian.org/debian/ squeeze main contrib non-free

を入れておきましょう…。

その後、aptで必要なソフトをインストールします。

apt-get update
apt-get install ttf-vlgothic

とりあえず、これで日本語が表示できるようになった…。

あとは、日本語入力ができるように、anthyやibusをインストールします。

apt-get install anthy
apt-get install ibus-anthy

また、個人的に英語環境で日本語入力のみできればいい…というのが本音でして、localeの設定も下記のようにしてみます。

# dpkg-reconfigure locales
※dpkgが起動するので、下記をリストから選択。
en_US.UTF-8 UTF-8
ja_JP.UTF-8 UTF-8

その後、「どのロケールをシステム標準の環境変数として使用しますか?」みたいな質問を聞いてきますので、en_US.UTF-8を選択します。

なお、いったん日本語環境でログインすると、ホームディレクトリ内のフォルダに、「ピクチャ、ミュージック、ドキュメント」など、日本語名でフォルダが出来てしまいますので、これも英語に直しておきます。

# apt-get install xdg-user-dirs-gtk
LANG=C xdg-user-dirs-gtk-update

あとは、StartupでUser folders updateが起動されないようにしておきましょう。

こんなところかな。

なお、使用しているPCがThinkPadですので、キーボードのトラックポイントや、ThinkPadキーを押した時の機能が有効にされるよう、下記のツールも入れておきます。

apt-get install gpointing-device-settings
apt-get install tpb

インストール後、ポインティングデバイスの設定から設定可能です。設定項目の中で、ThinkPadのトラックポイントは「ボタン2」で設定し、縦スクロールを有効にします。

また、tpb(音量や輝度などのインジケーター)は/etc/groupのnvramグループに自分のユーザー名を追加しておきます。(そうしておかないと、輝度や音量の値を保存している/dev/nvramにアクセスできず、tpbが使えません。)

こんなところです。

あ、apt-get install network-managerをインストールしたりしておけば、ネットワーク設定が楽になります。忘れずに。